サックスが誕生したのはいつ?

サックス(サクソフォン)は、1840年頃にベルギーのアドルフ・サックスの手によって開発・製造された木管楽器です。誕生したきっかけは、最初新しいバスクラリネットの開発を続けていた折に構想が浮かんだと言われています。かねてより、木管楽器と金管楽器の中間の役割を担う楽器を作りたいと考えており、1855年に開催されたパリ万国博覧会の「楽器製造コンクール」にて発表します。ここで絶賛され、さらにはフランスの作曲家を中心に一気にひきつけることとなります。誕生した当初の姿のサックスは、現在もパリや日本・浜松市の博物館にて展示されていますが、キーの数やシステムこそシンプルではあるものの、現代のものと変わらない音色で、当時既に完成の域にありました。

誕生から、演奏家によるサックスの活躍歴

19世紀に誕生した際、当時盛んであった軍楽隊にまず採用されます。その後、徐々にオーケストラ・交響曲の中にも取り入れられ始めます。サックスが用いられる代表的な曲としては、ラヴェルの「ボレロ」や、「展覧会の絵」などが挙げられます。ヨーロッパ全土に普及してからは、アメリカへと渡り、20世紀に突入して、ニューオリンズなどの地域に代表されるビッグバンド・ジャズオーケストラに採用され、大活躍します。1950年代に差し掛かるころには、モダンジャズやビバップといった音楽へと発展し、トランペットと並んで主役として注目を浴びます。木管楽器や金管楽器など、吹奏楽器の中でも特に歴史が浅い楽器ではありますが、現代的なシステムに即した構造、フルートやトランペットに比べて圧倒的に音が出しやすく初心者にも優しいなど、モダンで自由な楽器で、世界中で愛されています。

サックスとは金属製の木管楽器で、ダイナミックレンジが広いことからクラシックからロックまで幅広いジャンルで使われます。